厚別エネルギーセンターでは、2003(平成15)年2月に本格稼働を開始したRDFプラントを熱源施設としています。RDFプラントで製造した蒸気を熱交換器に送り、高温水を製造して、熱供給を行っています、RDFを熱源とすることで、未利用エネルギーの有効利用と資源のリサイクル化をいっそう推進するとともに、RDFプラントで製造した蒸気の一部を自家発電に利用して、さらなる省エネルギー化を推し進めています。
機器名 | 仕様 | 設置数 | ||||||||||
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高圧 蒸気用 熱交換器 |
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1基 | ||||||||||
低圧 蒸気用 熱交換器 |
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1基 | ||||||||||
ボイラー |
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1基 1基 |
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1基 1基 |
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ボイラー |
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3基 (副都心サブプラント) |
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高温水 ポンプ |
600m3/h×45m×110kw 400m3/h×45m×75kw 300m3/h×45m×55kw 180m3/h×20m×15kw |
1台 1台 1台 1台 |
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導管 | 二重鋼管(350A~25A) 銅コルゲート管(190φ~30φ) |
14,242m×2 1,157m×1 6,238m×2 |
駒岡清掃工場では最大600t/日のごみを焼却処理し、その廃熱を利用して発電を行ってますが、真駒内地区ではこの廃熱蒸気(タービン抽気)を2次利用する方式を採用しています。
まず、清掃工場に設置している蒸気熱交換器で熱交換を行って145℃の熱源水を加熱し、4kmの導管によってプラントへと輸送されます。
プラントでは、供給側媒体の高温水が廃熱受入熱交換器で熱源水により加温され、熱需要量の状況に応じてボイラーで追い焚き昇温して、所定の120~150℃で送出されることになります。
熱供給媒体、廃熱輸送媒体ともに高温水ですが、温度、圧力条件などの制約があるため、それぞれ独立した密閉循環システムが採用されています。廃熱輸送媒体の返りは、さらに保養センター駒岡で三次利用されていて、熱の多段階(カスケード)利用が行われています。
機器名 | 仕様 | 設置数 | ||||||
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蒸気用 熱交換器 (EX-1) |
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1基 | ||||||
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1基 | |||||||
廃熱受入 熱交換器 (EX-2) |
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2基 | ||||||
廃熱受入 熱交換器 |
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2基 | ||||||
熱源水 ポンプ |
80m3/h×55m×30kw(保養センター) 80m3/h×55m×22kw(メインプラント) |
2台 2台 |
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ボイラー |
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3基 | ||||||
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3基 | |||||||
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1基 | |||||||
高温水 ポンプ |
160m3/h×50m×37kw 170m3/h×48m×37kw |
1台 1台 |
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熱源水管 | 二重鋼管(150A/600φ) | 3,800m×2 | ||||||
導管 | 二重鋼管(200A~25A) 銅コルゲート管(147φ~30φ) |
4,828m×2 3,136m×2 |